こじらせ東大男子が恋バナはじめました〜後編〜

前回に引き続き、いんこ、すぱいす、ちゅるるぐっちー、わいわいたろーの4人による恋バナ対談記事『こじらせ東大が恋バナはじめました』今回はその後編です。「キモチイイ関係とはどんな関係か」について、4人で語り合いました。

●主体・客体と「キモチイイ関係」
すぱいす それこそ小学校のときに告白されたときは、「おまえ?」みたいな感じだったんですよ。その子といつも一緒に遊んでいるわけでもなかったので。小学校の時は、勉強は普通でしたけど、足も速かったし、サッカー部でしたから、小学生のときにモテやすかったと思うんですね。モテやすくて、好かれやすかったけど、でも、別に僕は「誰かを好きになった」ということはなかったですから。小学校のときなんて、勉強とサッカーとスマブラのことしか考えてなかったし。
そういう小学生だったので、自分の中での自己認識と、僕を好きになっていた周囲の女の子の認識が、あまりにもずれていて、そのキモチワルさは結構今でも感じています。
ちょるる サブジェクト(主体)とオブジェクト(客体)という話があります。自分ばかりが相手のことをオブジェクトとしてみていないと、相手からキモチ悪がられてしまいますよね。
いんこ それって、なんか、一方的に能動的な関係や、一方的に受動態的な関係は「キモチヨクナイけど、適度に中動態的な関係の方が「キモチイイ」っていうことなんですかね。
すぱいす 愛とか告白とかいうときには、相手を客体として認識している傾向の強さを感じてしまう。いわゆる、中動的なものでいうのなら、なりゆきとか、暗黙のものを、結果的に好んでいた、というか。
いんこ 「結果的に好む」って、すごく中動態的ですね。わいわいたろーさんは、いかがですか。
わいわい ここで振られるのかあ。つらいなあ。(笑)
僕は恋愛経験はないっていうか、ふられっぱなしっていう感じなので。「言いたかったことを伝えられずに振られてしまった」と言う感じがします。今は、どうであれ、「思いを伝えてから散りたい」と言う感じがします。
以前、「好きです」と伝えて、その上で振られた時に思ったのは、「告白するシチュエーションを考えている時」って、「相手は誰でもいい」みたいな感じなんですよね。客体じゃないですけど、相手を「モノ扱いしている」と言うか。相手との関係を見れていないような感じになってしまったんです。その時の僕は、多分、「キモチワルカッタ」と思うんですね。
「キモチイイ関係」がどういう関係なのか、自分の中の経験と照らし合わせて、ちょっと考えてみました。僕、男子校上がりなんですけど、大学入学後、女子の少ないサークルに入ってしまって、そこで仲良くなった子ができました。でも、「つきあう」っていう感じじゃなかったんですね。「間違いなく付き合わないだろう」というのは、お互い、なんとなくわかるんです。距離感の問題なのかな。でも、毎週会うし、一緒に飲みにも行くし、週一で一緒にご飯も食べるんです。そのうちに、その関係がすごく心地いいなあ、と思いはじめました。つきあっているわけではないんだけど、異性だから同性だからとは関係なく、心地いい関係だなっていう感じだったんです。そいつからモテたいと思っているわけではないけど、相手との適切な距離感が得られると心地よい関係になるのかなあ、と思います。
いんこ 距離感かあ。おもしろいですね。
わいわい その人と、心地よい距離感をさがすのが、大事なんでしょうかね。

●告白しない関係と「グラデーション思考」
すぱいす 僕は大学に入って女友達はすごい増えたなと思います。恋人未満の女友達が。僕自身、恋人がいることを周りに公言しているし、みんな知っていると言うのが当然あるので、恋人未満の女友達が僕に恋人になろうとして接近してくるみたいなことは、ほぼありえないみたいなこともあるかもしれませんが。
その中で、たとえば、毎回、この曜日のこの時間は一緒に授業を受けて、昼休みも挟んで次の授業も一緒だから、一緒にご飯も食べる、みたいな、そういう友達もいたりします。その人たちのことは、その時間でしかほぼ接しないから、そんなに深く相手のことなんてわからないですけど、でも、その時間って心地よかったりします。向こうも心地よく感じているのかどうかはわからないけど、たいしたことのない係わり合い、心地よさが、多分、いろんな人にとって、ローリスクである、という風に言えるような気がします。逆に、「告白」ってハイリスクハイリターンですよね。
いんこ 「心地いい距離感」というのは、「告白のない関係」なんですね。面白いです。
答えたくない質問だったら無理に答える必要は無いですが、セックスとかってどうですか。一般的に、セックスに誘うのって、かなりハイリスクな行為だと思うんですけど。
すぱいす 付き合っていると言う関係性と付き合っていないと言う関係性と、セックスするという関係性としないという関係性について、両者を分けるとして、セックスしない関係性からセックスする関係性に移るんだったら、もう、なんだろう。「絶対に、持ち込むことに失敗しない」と言うよほどの、自信というか、相手が自分に寄せる信頼性がよほど認められない限りは、踏み出さないですね。だから、僕にとっては、ローリスクであるような気がします。
いんこ 「セックスに誘う」と言うのも、ローリスクなんですね。
すぱいす 口で「セックスしよう」って言うのって、ちょっと違うじゃないですか。むしろ、手をつなぐ、抱き合う、キスするとか、一緒に寝るとか。要は、ステップアップ的なものの一つのゴールの中にセックスがあるという感じだと思います。ステップアップがセックスに至るまでの、案内になると言うか。その案内でノーミスだったなら、わざわざ言葉で「セックスしよう」って言い出すのは、ほぼ省かれますね。
いんこ そうなんだあ。すごいなあ。
ちょるる 今の話は、桃山商事さんの「グラデーション思考」に近いですね。すぱいすさんは、グラデーション思考をすでに体得されているな、と思います。「告白ORノット」ではなくて、付き合ってからしたいことについて、徐々に請求していくような関係の縮め方ですね。請求することは相手に好意があることを伝えているということなので、告白していることになるんです。「5%ずつ、告白していく」みたいな。それを繰り返して、もう85%くらい告白が済んでいたら、「もう俺たち、付き合っているよね」みたいな感じに自然になるんですよ。
世の撃沈系男子は、「付き合うORノット」で、やったことの無い行為をいきなり、一括して、請求して撃沈してしまうんですね。リスクがコントロールできないので、拒絶されてしまうことが多いんです。
いんこ とてもよくみにつまされます。僕は、まあ、恋愛経験はないですけど、多分、撃沈系男子の典型です。5%ずつみたいに、そんなに器用に、告白とかできなそう。

●passion(情熱)とpassive(受動)
すぱいす セックスは、僕自身は、そんなに好きじゃなくて。っていうのは、結構、僕自身が、恋愛に依存的な側面を求める人間だからかもしれないんですけど、相手側も、依存的になる傾向も非常に強いので、向こうが非常に積極的になるんですね。それはやっぱり、「僕を喜ばせたい」とか「僕に好かれていたい」とか言うものが動機になっているらしいんですよ。僕自身が彼女の心理状況を断定することは出来ないですけど、まあ、でも、おそらくそうなんです。相手方の積極性を、なんだか一方的に僕は感じてしまうので、なんていうか、あんまり燃えないんですよね。マンネリみたいな感じで。最初にその子を好きになって、はじめてするとかの時は、たしかに、したいと思うのかもしれないですけど。
ぶっちゃけ、ただ、「気持ちよくなりたい」というだけなら相手はいらないわけじゃないですか。要は、僕にとって、セックスって、快楽とは、むしろ無縁なんです。相互承認であったり安心感の確認であったり。文学的に扱われるセックスってそういう側面が強いのかと思います。逆に、やたらと映画で(セックスを)求め合うみたいなやつがあるじゃないですか。動物的にしているって言うか。
僕が好かれるのって、僕が魅力的だからではないと確信していて、僕が安心感を与えているからであって安心感を与えることに関しては僕は得意かもしれないけど、それは自分もそれを求めているからであって・・・。
いんこ 僕は好かれているけれど、僕そのものが好かれているというわけではない、という感覚ですか。めちゃくちゃおもしろいですね。
ちょるる 「逸脱が快楽」と言う話があります。欲望の中には快楽は無い。と言うんですね。要は、シナリオをプレイしていることに快楽は無い。シナリオは欲望どおりなんだけど、すぐにマンネリ化してしまうのは、シナリオをどう動かすかの予測を自分で握っているから、自分がこうすればこうなると言う予測誤差がとても少なくて。つまり、得られる情報がとても少ないのです。相手の欲望をかなえるにはつながるけど別に自分の快楽につながるわけではないし、情報は増えない。情報が増えないとマンネリ化する。自分が主導権を握ってしまい、揺さぶったりとかしないから、マンネリになるんだと思います。
ちなみに、動物的なセックスが楽しいのは、ふたりとも受身だからです。自分の中に突き動かされている衝動によって動いていると言うか、自分で自分をつきうごかしているものにしたがっていると言うか。
すぱいす お互いがお互いの衝動に対して受動的になっている感じですか。
ちょるる そうそう。「passion(情熱)」って、「passive(受動的)」だと言う話をよくするんですが、passionって、「やるぞお」っていうのではなくて、自らこみ上げるものについて為す術もなく従うしかないから、つまり、passiveだから、passionなんだ、という話をされるです。「何かをやるぞお」と思ってやるのは、楽しくない。お互いに予測できない欲求を求め合う、お互いをお互いで愛撫する中で色んな情報が入ってくるんです。
いんこ 当日、情熱的で楽しい会にできたら良いですね。

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